徒然なるままに書き連ねてみました みなさんのマシンセットアップにお役立てください
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チェーンガード |
サイドスタンドのストッパー |
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ロール軸 | ||
サスセッティングの続きです。 オートバイは、ロール軸にそってマシンをロール(≒マシンを傾ける)させることによって効率良く旋回するように作られている。という大原則があります。 具体的にどうするか? というと、 ちなみに上記理論は、オンロード、およびオフロードでのハイスピードコーナリング時(グリップ走行時)の理論です。 で問題は、オフロードでのタイトコーナーのコーナリングは、上記とは違う方法(理論)を取るのですね。 オフロードではコーナーの種類によって、まったく違う方法(理論)でライディングするのです。 ということで、このふたつの違う方法論を身体で理解し使い分けられるようになると、オフロードライディングがさらに楽しくなりますよ。 |
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サスセッティング | ||
ほとんどのバイクには何らかのサスペンション調整機構がついていますので、せっかくですからいじってみましょう。 加速して旋回して減速して停止する。そのマシンに求められる能力をメーカーは高次元でまとめるようオートバイはつくられています。 サスセッティングの基本は、メーカーが設定した状態に乗るライダーの体重に合わせて調整するところから始めます。 で、もうひとつ大切なこと。下の図をみてください。 ドライブスプロケット - スイングアームピポッド - ドリブンスプロケットの3点を結んだライン(青線)をみてください。 どういうことかというと、 結果としてアクセルのオンオフに対して車体の前後の挙動が大きくなり、メリハリのあるライディングがしやすくなります。 ちなみに、モトクロッサーはスイングアームピポッド
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ドリブンスプロケットの上下の差が大きく、アメリカンはこれが小さいです。 体感的に加速するとリヤが沈むように感じられますが実際にはリヤサスは伸びて(もしくは伸びようとして)いるのです。リヤサスが伸びる以上にフロントサスが伸びるので、リヤが沈むように感じるのですネ。 それを体感するための実験として
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押しのテクニック | ||
ガレ場やちゅるちゅるの登りでバイクを押す場合ですが、ギヤをローに入れてアクセルをガンガンあけてハンクラあててブイブイやっているとクラッチが逝ってしまいます。 正しい押し方というと、
ゲロリストの基本ですが、後のスプロケを大きく(または前を小さく)してローギヤードにしてあげると押しやすいバイクになります。
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アーシング | ![]() |
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スムースなエンジン特性を狙いキャブセッティングを変更した(おかげて始動性が悪くなっちまった)4JG2~4エンジンのアースをとっているボルトは、そこだけステンレス製のもの使用しています。「少しでも始動性をよくするためにプラグの火を強くするためだな、これは!」と私は深読みし、さらなる電気抵抗軽減を求め配線を追加してみました。 イグニッションコイルのマイナスとバッテリーのマイナス端子。 上記二系統をちょっと太めの配線でつないでみました。
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クラッチスプリング | ![]() 適当に締めると、こんな風にスプリングが多少ずれて固定されてしまう |
![]() ので、マイナスドライバーかなんかで、チチッと修正してあげる |
レベル4のおたっきーネタ。第2弾。
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ディスクローター | ![]() ペラペラになって割れている・・・。 |
![]() 新品は厚さ4.4mm。 約5万キロ走行して、ほとんど厚みがなくなりました。メーカーでは4mm以下になったら交換しろと言ってます。 |
ということで、貴重な画像を公開します。XR250BAJAのディスクローター。走行約5万キロ。お疲れ様でした。
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クラッチレバー | ![]() レバーとの接触面が擦り減っている。 |
![]() 左が新品。ホルダーとの接触面が擦り減ってます。わかりますか? |
で、バイクに乗るとき必ず握るクラッチレバーですが、コイツが磨耗してくるとガタがでてクラッチの操作が重くなったり、タッチが悪くなってしまいます。特にレバーのボルトの通る丸い穴が楕円になったりするともうダメです。定期的に交換されるとイイですよ。ちなみに、上のパーツは走行約3000kmというところでしょうか。
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チェーンガード | ![]() |
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セローのチェーンガードですが、結構下にとび出ています。
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スネイルカム ドラムブレーキのロッド |
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リヤブレーキのロッドを岩などにヒットさせ曲げないよう取り回しを変更しスイングアームの上を通します。
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軽量化の意味 | ||
まず、マシンをキビキビ走らせるためですね。 あと河川敷とか保安パーツを取り外しても大丈夫なところで走れる方は、一度ヘッドライトまわり(スピードメータもネ)をはずして走ってみてくださいヨ。すんげ〜乗りやすくなりますよ!
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ワリピンのお話 | ![]() |
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ベーターピンとかRピンとかいうヤツに換えておくと脱着が楽です。ただし、変なところと良く走る方はすぐ外れて無くなってしまいますので、タイラップ等でキュと縛っておくと安心です。ピンをさすときは下からさしましょうネ。
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チューブの口金 | ![]() |
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で、こいつには、ナットがついています。
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クラッチの リターンスプリング |
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これはメンテをしないユーザーのバイクのクラッチワイヤーが、固着してクラッチが戻らなくなるのを防ぐためのものらしいです。グラム単位の軽量化と体感できるかどうかは別問題ですがクラッチの操作が軽くなります。ちゃんとクラッチワイヤーを清掃&注油する方はコレ、取っちゃってください。
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タンデムステップ | ||
ふたり乗りをしない人は、とっちゃいましょう!
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バックミラー | ![]() ラジカルミラー |
![]() トライアルミラー |
当然ないとマズイですが、車線変更する時は安全のため必ず自分の目で後方確認しましょう。ということで、左のミラーは要りません! これでクラッチホルダー破損の可能性が激減します。で、右のミラーはないとダメなので、取り外すことはできませんが、ミラーおよびブレーキのマスターシリンダー破損の可能性を減らすためにラジカルミラー>トラミラーへの交換をお奨めします。
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チェーンカバー | ![]() |
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チェーンカバーを取り外したくない方は、このように後端をカットしておくとパンク修理等でリヤタイヤの脱着時に作業しやすくなります。
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クラッチレバーの根元についてるスイッチ | ![]() |
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でコイツの役目ですが、ギヤが入っているときにクラッチレバーを握らないとセルを回らなくするための安全スイッチです。しかし、ゲロ坂でバイクを押しあげててエンストしちまったときこれがあるとすごく困ります(経験ある方はわかりますよネ)。だから、ゲロアタッカーの方はこれを結線して取り外してしまいましょう。
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ペダルの高さについて | ![]() |
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工場出荷状態の左右ペダルの位置は、オフロード仕様と街乗り仕様の中間的セッティングになっています。
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リヤブレーキストップスイッチのワイヤリング | ![]() |
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まあ、小さなコトですが、こんなふうにしておくとイイです。
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サイドスタンドスプリングの脱落防止 | ![]() |
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まあ、これも小さなコトですが、過去2回ほどスプリングがどっかにフッとんで困ったことがあります。
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タンクキャップのキー解除 | ![]() 右がキーを解除したもの |
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ヤマハ系オフロードバイクのタンクキャップは簡単にキーを解除できます。タンクキャップの裏側ビス2本を外してデッパリをとるだけでOKです。ちなみにホンダ系はこの技が使えませんので、MTX200のタンクキャップに交換してください。
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ブレーキレバーと そのセッティングのお話 |
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握力のない方、セローのブレーキレバーはTY250ZSの長いタイプのレバーが使えます。ご参考まで。 で、ブレーキおよび、クラッチレバーのセッティングですが、シッティングモードとスタンディングモードでは当然レバーの角度は違ってきます。また、ブレーキレバーとクラッチレバーの角度ですが、ブレーキ側はブレーキをかけながらシフトダウン時にアクセルグリップを回す操作がはいりますので、クラッチレバー側より若干高めにセットしたほうが良いはずです。
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ハンドルのチョイス | ||
セローの場合、高めのハンドルの方がスタンディングポジションを取りやすいようです。 で、レバーのお話に続きますが、シッティングモードとスタンディングモードでは、当然ベストポジションは変わってきます。基本的にコーナリング時にしっくりとくるハンドルの角度にセットします。当然、乗り手のラベルが上がって来ると乗り方も変わってきますのでハンドルやレバーのセッティングも微妙に変化してきます。いろいろやってみてください。
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水没のお話 | ![]() セローの場合、このふたつの端子を 短絡するとセルが回るゾ |
![]() インテークダクトから水が 進入しないようスポンジでせき止める |
基本的にエアクリーナーボックスのインレットダクトが浸かる深さだともうダメです。また、マフラーの排気口が水につかりそうな場合はエンジンを吹かしてエンジンを止めない様にしてください。排気口が水中にある状態でエンジンが止まるとエンジンが止まった瞬間に不圧で水が逆流しエンジンに水を吸い込んでしまいます。逆にいえば、シート(エアクリーナーボックスのインレットダクト)下までの水位でしたら大丈夫! 頑張ってください。 万が一、水没しちまったときは、まずエアクリーナーの掃除、キャブのドレンを抜いて水抜き、プラグを外してエンジンを回し燃焼室内の水抜きをしてみてください。4ストの場合、これでエンジンが復活するはずです。 あとエアクリーナーエレメントがスポンジでなくてビスカスタイプ(紙)にものは、水に浸かると空気が通らなくなってしまうので、スーパーXRやXLR125・200の方スポンジタイプに交換しておいた方がイイです。 また、旧いバイクの場合(特に2スト。旧くないけどランツァがそうです!TT-R125LWもダ!)ブリーザーパイプがそのままエンジン下に大気開放状態で出ている場合があります。そのままでエンジンが浸かる程度の沢渡りをすると水にエンジンが浸かり急激にエンジンの温度が下がった瞬間不圧が生じて、ブリーザーパイプからエンジン内に水を吸い込んでしまいますので、予めブリーザーパイプをシート下など高い位置に移動しておかないとヤバイです。 とりあえず、インレットダクトまわりに水がこないようにガムテープやスポンジ等で目張りをするとか、耐油性のスポンジをエアクリーナボックス内に入れて(この技はかんちゃん提供)対策を施しておいてください。 その後の処置ですが、キャブのオーバーホールと、可及的速やかにエンジンオイルをチェックしカフェオレ状態になっていたら、安いオイルで結構ですのでオイルの白濁が無くなるまでフラッシングしてください。理想的にはエンジンをバラして洗浄するのがベストですけどね。 また、セル付きバイクで電装系が昇天された場合、バッテリーが生きていればスタータースイッチを短絡してやるとセルが回るはずです。ご参考まで。
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ナンバープレート | ![]() このステーをひッくりかえして ナンバーを取り付けると、 |
![]() こんな感じになります。 |
ちょっと↑のヤツがヘビーだったんで、今回はライトなヤツいきます。
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サイドスタンドのスイッチ | ![]() |
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最近のバイクには、サイドスタンドが出ているとセルを回らなくする安全スイッチが付いていますが、ゲロリストの方にとってこいつも邪魔です。
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チョークのノブ | ![]() |
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レベル4のおたっきーネタです。セル付きセローのチョークノブは使い易いようにメーターの横についてますが、それをわざわざキャブのところに移動します。 「え? なんでそんなことするかって?」 ハンドルまわりの慣性重量を軽減し、少しでもハンドリングをよくするためです。(・・・)
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フロントフォークの オイル交換 |
![]() 約13000km走行後のオイル 鉄粉混じりで真っ黒け |
![]() 新品のヤマハフォークオイルG-5 きれいないちご色 |
で、フォークオイルの交換です。たとえば、あなたの乗っているぼろぼろのバイク(失礼!)と同じあたらしいバイクに乗る機会があったら是非乗ってみてください。多分そのハンドリングの違いに愕然とすることと思います。 (*)インナーロッド式言われるタイプのダンパーはオイル粘度ではなくバルブでダンピング特性を出しているので、オイル劣化による性能の低下は少なく、オイル自体の粘度が軟らかいので温度変化にも強い。しかもセロー等で採用されている簡単な構造のダンパーは伸側圧側のダンピング特性が同じになのに比べ、インナーロッド式だと伸側圧側のダンピングを独立させて設定することができるので劇的にダンピング特性が向上する。 ついでにリヤサスだが、セローのリヤサスペンションの内部構造もキックセロー&TT225のリヤサスユニットは、ド・カルボンタイプ(伸側圧側が同じダンピング特性)。
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