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2000/01/23 姑息なテクニック習得講座

ということで、今回は距離のわりには濃厚な一日となりました。
まず一発目、距離にして20〜30mでしょうか。路面は霜柱&急な登り&直角ターンというもう押し上げるしかない某けもの道で遊びました。最初の2.3台は結構時間がかかりましたが、慣れてくるとスイスイバイクがあがっていくようになります。

 

バイクの押し方講座

まず、ライダーはバイクから降りてあまりエンジンの回転を上げないようにクラッチをつなぐ。できれば半クラは使わないように。そしてハンドルは下から上へ押し上げる感じです。また、サポートする人は、バイクの前からフロントフォークをつかんで引っ張りつつ、もう一方の手でタイヤを廻してあげるとスイスイ進みます。

んで、そこから利根川のサンドの河原へ移動。
ここは走行バランスの講座です。
サンドということで、非常に走り辛いですが挙動が穏やかなのでライダーがマシンのどこに荷重をかけるかでマシンの安定感の差が体験しやすいシチュエーションです。

バイクを安定させる走り方講座

まず、まっすぐ走ります。
スタンディングでだんだんスピードを上げていくとマシンが蛇行(ヨーイング)し始めます。そのときハンドルにしがみつくと振幅が増幅されてしまい。運が悪いと肋骨にヒビが入ったりするので(ハラダさん大丈夫ですか!)気をつけてください。振られはじめたらライダーは身体を前後に移動してみてください。(感じとして骨盤から上体を前傾させヘッドライトカウルの上もしくはその前あたりまで、頭を持って行きます)その安定したポジションが前後バランスのとれたところです。その安定する感覚を身体に染み付けてくださいネ。

次に、これをコーナリングでやります。

コーナリングのフォームを取りながら、大きく円を描くように定常円旋回をします。そのとき骨盤から上体を曲げている角度を微妙に調整していくと、前後輪が安定して旋回するポジションにめぐり合うことができます。このポジションが身につくと、一気にライディングが上達しますデスヨ。

 ナカジマさんがエッチなヒルクライムのラインをみつけてくれたので、やってみました。

ヒルクライム講座

まず、その坂をよくみることです。そして自分がその坂をきれいに登るイメージを頭の中に作ってください。そこからヒルクライム攻略は始まります。
相当急な坂でもオーバーハングしていなければ登れますから!
練習方法としては、まず緩い坂からはじめ、坂の手前で十分スピードを乗せ惰性で登る感じでやります。それを何度も繰り返し徐々にスピードを落としてリヤタイヤを空転させず、グリップさせて登るようにします。そのとき上体が遅れないこと、登りきったときのアクセルを戻すタイミングに注意してください。そして徐々に急なヒルクライムに挑戦してみてください。また、ヤバイッ! と思ったらバイクをとっとと捨てるテクニックも大切です。最初、坂というものは「降りれても登れない」ものですがそのうち、「登れても降りれない!」ようになります、ハイ。

で、午後の部です。
「わかとら家」でおいしいラーメンを食べてから、また利根川へ戻ってきました。
んで、川っ縁を走っていくと突如硬く練られたマディのわだちが出現!

マディでのテクニック講座

まず、マディなところで一番大切なことは、マシンを止めないことです。よく路面を見て自分なりの「黄金のライン」を見つけ一気に突破するように。また、道幅いっぱいに無数の深いわだちがあるような場面では、わだちを直角に横切るライン取りも非常に有効です。
といってもスタックしてしまうのがマディセクションの常ですよネ。そんなときマシンが止まる前にとっとと諦めてマシンから降りて押します。ここでまたがったままブイブイするとドンドンマシンが泥沼に沈没していきますので、無駄なあがきはやめましょう。それでも万が一タイヤが埋まってしまったら、マシンを持ち上げわだちからマシンを出してから押します。 

先日のひみつ基地ラリーでオミマーシャルがハマッた「泥の水溜りV字の川渡りセクション」へ行きました。
一部のメンバーはすんゴク喜んでました。でも残りのメンバーはすんごく嫌がっていたような気がしたのですが、それは多分私の勘違いだと思います。

ライン取り講座

写真がなくて残念ですが。まあ今回の仕上げって感じのセクションです。泥の斜面を降りて軽いドロ沼を通過してドロの斜面をヒルクライムするところです。で、一方の登りのアプローチのところが50cm位の段差になっていて降りれるけど、登れません。そんなときは、周りをよくみます。よーくみると左側の草ムラの中に黄金のラインを発見できました。
経験が少ないとどうしても道なりに走ってしまいますが、「どっか別のラインはないかな?」って常に自分だけの黄金のラインを探しながら走ると上達します。

万物は移ろいゆく、怠らず励んでください(!)

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