私は昔、レース嫌いでした

まあ、ひとそれぞれでしょうが、なんとなく勝つことだけが目的っていうのが、私しゃ、ちょっとネ・・・。相手と勝負して勝つためには、人並み以上のセンスと練習量がいるわけで、なかなか普通の生活を送っている自分にとってスポーツとしてあんまし魅力を感じられなかったんですヨ。まあ、商売柄オンロードのレースやモトクロスに、生活を捧げ真剣に挑戦していた人たちをたくさん知っています。でもなぜかその人たちの多くは今バイクを降りてしまっています。

ん〜何故でしょう？

多分オートバイが好きな以上に、勝負することが好きだったんでしょうネ。
でも、実際に、優勝するのは一人しかいないわけだし。たとえアマチテュアスポーツといえども勝負の世界は厳しいわけで、優勝することは相当難しいわけで、一生懸命頑張って勝利の喜びを味わえる人というのはほんの一握りの選ばれた人だけなわけです。で何年か続けていくうちに自らの実力を悟り、ほとんどの人がその世界から足を引いていくんでしょう。

とかなんとかいっていながら、今の私はレース大好きです

実は今、上で書いたレースとは別のレースが、あったんです。
人と争うのではなく自分と戦うレース。いわゆる、スプリント系ではなくエンデューロ、ラリー系のレースですネ。マシンを壊さず、自分を甘やかせず、ロングタイム、ロングディスタンスのコースを走破する。これです！　コレ！　私こういうのが好きなんです。

このことに気がついたのは女神湖スカイエンデューロ。一周15kmのコースを13周するガレ場の厳しいエンデューロでした。まず、コースがすごいんで完走するだけで大きな充実感を味わえました。
その後すぐの当麻フォレストエンデューロ。こいつはさらにすごかったです。一周80kmのコースを3周の2days。まだ、エンデューロ歴1年くらいで北海道のオープンエンデューロに出ちゃったわけですけど、結果は当然のように一日目でタイムオーバーで失格。3周するところ2周しかできませんでしたし、300台くらいいたんですけど転んでるバイク以外は一台も抜けなかったんじゃなかたかナ。でもスンゲ〜楽しかったです。ここからマジにハマリましたネ！

ほんとリザルトなんか、どーでもよかったです

全然気にしませんでしたよ。絶叫の登りや下り、泥沼通されたり、普段だったら絶対行かないようなとこを走らされるのが、も〜たまりませんでした！　そんなところを走ることがたのしいし、そんなコースを完走することに、私は至福の喜びを感じるんです。

その後、第1回ジャパンレイドフェスティバル。コイツは3日間5ヒートでトータル24時間を二人で組んで完走。第3回ジャパンレイドでは2日間3ヒートトータル18時間を一人で完走。第4回では18時間を好太郎クンと組んで完走。ほかではツールドブルーアイランド（一週間で約2000km走るラリーレイド）も2回でました。こーゆーレースでチェッカーフラッグを受けたときの感覚は、何物にも変えがたい喜びがあるんです。

ででで、また、この夏行って来ます。マイウエイ24時間に

さて、今回はどんなドラマが待っていてくれるかな？