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Day-5 深き山と、藍より碧き海 
DISTANCE:383,19Km  NET/DIRT:92,54Km  SS-8:6,14Km SS-9:11,45Km

いつものように4:30にセットした目覚まし時計に起こされる。ああ、無情にも雨は上がっていない。風もビュービュー吹いている。「も〜気分はブルゥ(憂鬱…)アイランド・・・」とか独り言を云いながらビショビショになったシュラフを片づける。カッパを着て朝食のお茶漬けをすすりながら、テントの撤収をする。今日は剣山スーパー林道を走る。そうだ、峠の山小屋で美味しいアメゴ寿司とうどんを食べよう!
ただそれだけを心の支えにスタートする。しばらく走ると風が弱まり雨もあがった。ラッキー! 気温は上がらないが陽も射してきた。ん〜これこれ、これですよみなさん! 嵐の中を走り抜けたものにしか味わえないこの爽快感。雨の中を走るからこそ、太陽の日差しの中を走るしあわせが味わえるんだよね。
この日はガソリンスタンドが少ない。レギュレーションで200Km以上の航続距離を持つことを義務付けられているが、ノーマルタンクでエントリーしているバイクも多い。そんなエントラントは大抵、シグボトル等で1〜3L別に携帯している。
また、給油する時は少しでも多く入れてもらおうと、マシンを立て軽くゆすりながらスタンドの人に「あ〜、もうちょっと入れて下さい!」とかやっている。もーみんな、真剣!
林道から望む瀬戸内海。
TBIの日常生活がものすごくシンプルなので、何気ない風景にものすごく感動したりする。
実物はスンゲー美しかったゾ。
また、午後より雨。リエゾンにあった川渡りセクションと思われる美味しそうな部分がキャンセルされた。キャンプ場に到着すると雨が降り風が吹き荒れている。「ああ、昨晩と同じダ。なにも変わっていない・・・」またみんなで助け合いながらテントを立て、濡れたシュラフに潜り込む。我慢できずにキャンプ場のトイレで寝たエントラントが居たらしく翌朝のブリーフィングで山田氏に「みなさん、テントを張ってください」と注意されていた。
この夜、古谷さんと小池さんがタイヤ交換。私は最終日の朝のSS(距離2.00Kmという事は、モトクロスコースだ!)のために新品タイヤを温存する。小池氏はタイヤの脱着に手間取り、寝れたのは2時頃になってしまったらしい。

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