10月9日(土)〜10日(日) ひみつ基地ツーリングラリーも4回目となる。今回はコマ図での走行に加えPC(パスチェック)とSS(スペシャルステージ)を追加した。コマ図でただルートを指定するだけではなく。タイムコントロールをすることによってツーリングに競技性が付加される。さらにSSで順位をつけることにより競技に緊張感が生まれる。しかも、2DAYSのイベントとしたことにより走るだけでなく、テントの設営、撤収、食事等をタイトなスケジュールのなかでこなしていかなければならないのだ。 |
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開設時間 |
設置距離 |
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DAY-1 START |
12:00〜20:00 |
0Km |
ひみつ基地よりスタート |
CAMP in |
21:30〜 |
126.85Km |
真壁トライアルランド |
DAY-2 START SS-1 |
06:00〜 |
0Km |
真壁特設コース(690m) |
PC-1 |
07:00〜08:00 |
10Km〜15Km |
V字谷14.26Km |
SS-2 |
09:00〜10:00 |
42.74Km |
真壁にてトライアルテスト4本 |
PC-2 |
13:30〜14:30 |
76Km〜85Km |
大利根橋82.80Km |
SS-3 |
18:30〜 |
152.57Km〜 |
特設コース(750m) |
マキシマムタイム 13時間 上記の表が今回のラリーのタイムスケジュールである。なお各PC、SSの開設時間、設置距離は朝のブリーフィング時に口頭でエントラントに伝えられる。つまり、ブリーフィングに出席しないとすでにその時点でラリーができなくなってしまうわけだ。ん〜なかなかシビアである。
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![]() まず、14:00頃鈴木選手がひみつ基地に一番手到着。受付を済ませDAY-1のコマ図を張りはじめる。そうしていると続々とエントラントが集結してきた。私はエントラント全員にナイトランを体験させるため、意図的にスタートさせる時間を遅らせるようダマシを入れる! そして、最後の石川選手がスタートしたのは17:00過ぎ。そしてバックマーカーのオミ名人が17:30にスタートした。 DAY-1のルートは、利根川と小貝川の河川敷を通る。まあ、多少ひねりはいれてあるが、前半部分の難易度は低い。ツクバ山に着くと軽く普通の林道を一本。(このあたりですでに、全エントラントがナイトランだったと思われる)そこを抜けしばらく移動し林道を登り峠にでる。そこからの下りのガレた林道は初心者には手ごわかったであろう。特にナイトランに馴れていないと相当走りにくいはずだ。ライトチューンをしてあっても日中とは影のつき方がちがうので、路面の遠近感が非常にとらえにくい。そこを通過しまたすぐ、けのも道に突入。入口が下りなので下見しないで行くととってもコワイ! さらに、けもの道の後半には斜めの丸太がごろごろ…。で、結局全員キャンプインしたのは23:00をまわっていた。とりあえずビールを飲んで自己紹介。それから各自翌日のコマ図を張る。全員寝たのは01:00をまわっていた。 |
![]()
DAY-2の朝。イイ天気だ。昼には相当暑くなりそうな予感。みんな四時過ぎには目を覚ましテントの撤収、そして用意されたカップ麺をすする。ブリーフィングは05:40から。本日のスケジュールを発表する。 朝っぱらから真壁の洗礼を受けた11名。その後コマ図走行にはいる。しかし、SS-1を終えても辛口は続く。昨日下りで使ったけもの道を登る。ガレ場の林道も登る。その直後のPC-1は激辛のV字谷をピストンする! この時点で4名のPC不通過(タイムアウト)が出た。 その後、一般道と甘口の林道を通って真壁に帰ってくる。結構タイトな設定時間となり、またもSS不通過(タイムアウト)が二名出た。このSSはタイムを争うのではないので、のんびりとした雰囲気だ。ここでなんと全4セクションで七海選手がオールクリーンをたたきだす。セクションの難易度が高くないとはいえさすがである。注目の苗代敬仁&苗代敦子選手は苦労しながらもお互いに励ましあいつつ各セクションをこなす。
ここから最後のSS-3まで甘口ツーリングのルート。天気も良く、気持ちよくツーリングできたのではないだろうか。特にPC-2のあとの河川敷ルートは私のお気に入りのルートである。草原一面に赤い淡い花の咲いていたあたりは、春になると菜の花でレモンイエローに染まる。 |
![]() あとの選手に見られると最初の選手が不利になるので待機している選手からコースは見えないようにしてある。それがまた緊張感を演出しているようだ。 18:35:00に古澤選手がスタート。スタートしてダートを下り、鋭角に左にターンする。その先、右に伸びる三叉路を越えたら右に入る。しかしこれが非常に見つけづらい。古澤選手これをまんまと通りすぎ直接ゴール地点に行ってしまう。ミスに気づいた古澤選手は急いでUターン。しかし、とんでもないところまで行ってしまい。大迷走! 結果SS-3のワーストタイムを記録した。その後も多くのエントラントがミスコースし、スタート待ちのエントラント達の緊張感は急上昇していくのであった。そして最後尾二番目スタートは、ここまで総合一位の七海選手。そして最後は総合二位の白根選手。この二人は後方スタートすることにより先に走ったバイクのワダチを追って行こうという作戦をとる。 注目の七海選手のスタート。二位の白根選手には113ポイントのアドバンテージだ。 「5・4・3・2・1・スタート!」七海選手は全開でスタートしていく。坂を下り左にターン。三叉路を通りすぎ、さあ!右へ曲がれ!! 七海選手はルートを見つけられず直進した! 痛恨のミスコース。すぐにアクセルタ−ンで戻ってくるが未だルートが見つからない。結局二度ほどスタート地点まで戻りやっとルートを見つけゴールできた。それを見て大喜びの白根選手。そしてついに逆転優勝のかかった白根選手のスタート。たった今まで大喜びして騒いでいた白根選手の表情ががらっとかわる。スタート五秒前まではフロントフェンダーに張りつけたSS-3のコマ図を凝視しルートのイメージを頭に叩き込んでいる。そしてスタート五秒前。カウントダウンする私の右手に白根選手の視線が集中する…。 白根選手はSS-3の一番時計をゲットし、奇跡の逆転優勝を果たした。 |
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リザルト